無料で使える「開業freee」で実際に開業届を作成してみました。
有料でもいいぐらいのサービスですごく便利だったので紹介したいと思います。
開業届とは
開業届とは、正式名称が「個人事業の開業・廃業等届出書」といい、事業を開始してから1か月以内に税務署へ提出書類です。
提出することでメリットが沢山あるので忘れずに提出しておきましょう。
・青色申告ができるようになる
・最長3年間赤字を繰り越すことができる
・屋号で銀行口座などを作ることができる
・個人事業主向けの共済等に申し込める
・モチベーションが上がる
また新規開業で青色申告をする場合、開業日から2か月以内に「所得税の青色申告承認申請書」と開業届を一緒に提出することで、貸借対照表などが必要ですが65万円の控除が受けられるようになります。
詳しくは別の記事でまとめているので良かったら読んでみてください。
開業freeeを使えば無料で簡単に手続きができる
今回、「開業freee」というサービスを利用して開業届と青色申告承認申請書を作成しました。
クラウド会計で有名な「会計freee」を提供している、freee株式会社のサービスの1つで完全無料で使えます。
途中までは無料でここから先は有料になるということはありませんし、会計ソフトをセットで契約しないと使えないということもありません。
開業届を出す人の多くは青色申告を考えており、会計ソフトを契約する可能性が高いです。
そんな人に「開業freee」を使ってもらうことで、「開業freeeが使いやすかったから会計freeeを使ってみようか」となることを会社としては期待しているのだと思います。
実際使ってみると簡単に10分もあれば必要書類ができました。
・質問に答えていくだけで必要書類が全て作成できる
・10分もあれば作成できる
・完全無料
・提出先や提出方法やプリンターが無い時の印刷方法までわかる
開業freeeの使い方
まずは「開業freee」のホームページを開き、「今すぐ開業準備を始める」をクリック。
アカウントの登録
他のアカウントで始めることもできるようでしたが、メールアドレスとパスワードを入力して登録しました。
質問に答えて書類作成準備
リストから選べるようになっていて、リストの中に該当するものが無ければ自由入力ができるようになっています。
自分の場合は、下記の通り入力しました。
仕事の種類:フリーランス
仕事の概要:インターネット業(自由入力)
開業届は「事業開始から1か月以内に提出」、青色申告は「事業開始から2か月以内に提出」なので、税務署への提出予定日から1か月以内の日付を入力しました。
開業するのにかかったお金を開業費として経費にできるようなので、何か開業にあたり購入している場合は日付の整合性に注意が必要です。
後で税額の試算に使うだけなので目安で問題ありません。
自分の場合はとりあえずの目標金額を入力しました。
リストから選べるようになっています。
迷いそうなところは横に注意書きをしてくれているので安心です。
ここは特に迷うことはありませんでした。
・どのような仕事をする予定ですか?していますか?
・事業開始予定日
・想定の年収
・働く場所
・従業員・家族の給与
住所などの情報を入力する
屋号で口座などを作る予定が無かったので「入力しない」を選択しました。
この内容が提出書類に使われるので間違えないように気をつけましょう。
注意書きの通り、不動産の賃貸や山林の譲渡は無いので事業所得を選択しました。
先ほど入力した収入見込みから納税額の試算をしてくれます。
思っていたよりも納税額が多かったので迷わず青色申告65万円控除を選びました。
これで入力は終了です。
・屋号(決まっていれば)
・住所や名前
・収入の種類を選択
・確定申告の種類を選択
書類の提出手順の案内
ここからは作成した書類の印刷から提出までの手順の案内があります。
入力した住所から提出先の税務署が表示されます。
「書類を確認する」をクリックすると、作成された書類を確認できます。
提出用だけでなく控え用の書類も1つのデータにまとまっているので、後から控えをもらい忘れたとなることもありません。
書類を印刷してマイナンバーを記入してハンコを押印します。
押印の場所とマイナンバーをどこで確認したらいいか書いてあるので迷いませんでした。
また、自分はプリンターを持っていないのでどうにかして印刷しないといけないなと思っていたら、コンビニプリントのやり方まで書いてあります。
親切すぎる。
ここからは製品の紹介が始まります。
会社の戦略にまんまとははまったような気もしますが、開業freeeが使いやすかったので会計ソフトもfreeeを契約しようと思います。
しかし、今は申し込まなくても大丈夫なので参考程度に眺めておきます。
自分の場合は屋号は登録していないので新たに印鑑を作る必要はありません。
身近に教えてくれる人が居ないので、こんな形で準備しておくといい物を紹介してくれるのはありがたいですね。
こんな制度もあるんですね。
今のところ必要ないので申し込みませんでした。
クレジットカードは持っているので申し込みませんでした。
フリーランスになるとクレジットカードの審査が通らないと聞くので、何かのタイミングでクレジットカードを追加で作らないといけない時は審査が通るように祈っておきます。
今のところ最低限のものはそろっているので詳細の確認はしませんでした。
税務署へ開業届を提出
書類ができたのであとは税務署へ書類を提出するだけです。
家から税務署が近いので直接提出することにしました。
(持ち物リスト)
・個人事業の開業廃業等届出書
・個人事業の開業廃業等届出書(控え)
・所得税の青色申告承認申請書
・所得税の青色申告承認申請書(控え)
・マイナンバーカード(通知カード)
・免許証や保険証などの本人確認書類
・印鑑(提出書類の訂正用)
無料で使える開業freeeはデメリットなし
自分一人で作成するとなると面倒な開業手続きも、開業freeeを使うと簡単に作成できました。
・質問に答えていくだけで必要書類が全て作成できる
・10分もあれば作成できる
・完全無料
・提出先や提出方法やプリンターが無い時の印刷方法までわかる
フリーランスになったばかりで開業届を出す以外にも、いろいろやらないといけない事が沢山ある中で負担が減ったのはかなり助かりました。
もし、開業届を出そうと思っている人は使ってみてはいかがでしょうか。