批判的なレビュー記事が少ない理由をレビューする側の視点でまとめてみた

気になった商品を買う時にYouTubeやブログで商品レビューを検索してみると、

・おすすめのモノ

・買ってよかったモノ

このような肯定的なレビュー動画や記事で溢れかえっています。

しかし、買ってよかったモノがあれば買って後悔したモノもあるはずなのに、

・買って後悔したモノ

・買ってはいけないモノ

このような否定的なレビュー動画や記事はあまり見かけません。

そこで今回は、買ってはいけない・買って後悔したレビューが少ない理由を商品レビューをする側の視点でまとめてみたいと思います。

目次

商品レビューはお金のため

批判的な商品レビューが少ない理由を説明する前に、そもそも何でブログやYouTubeにレビュー動画や記事をアップしているのでしょうか。

自分自身を含め大多数の人は「お金を稼ぐため」に、手間暇かけてレビュー動画や記事を作っています。

・ほぼ趣味でやっていて、お小遣い程度のお金になったらラッキー

・ブロガーやYouTuberとしてお金を稼いで生活している

もちろん人によってお金を求める割合は違うと思います。

ですが、ブログやYouTubeで商品レビューしているのは暇つぶしで、お金は1円も稼げなくていいから誰かの役に立ちたいという思いでやっている人は居ないと思います。

ちょっと生々しい感じになってしまいますが、これが現実です。

お金にならなければ商品レビューは恐らく誰もやらない。

レビューした商品が売れると儲かる

商品レビューはお金の為にやっていると説明しましたが、どんな流れでお金になるのかブログやインスタの場合とYouTubeの場合で分けて説明したいと思います。

ブログ・インスタは商品が売れないとお金は発生しない

まず、ブログやインスタで商品レビューをする場合、紹介した商品が自分のブログ・インスタ経由で購入されることで広告収入が入ってきます。

たとえ100万人が自分のレビュー記事を見てくれたところで、最終的に紹介したものを買ってくれなければ広告収入は1円も発生しません。

なので、ブログやインスタでレビュー記事を作る側としては、

「レビューした商品を最終的に買ってもらうこと」を目標してしまいがちです。

YouTubeは広告動画を見てくれたらお金が発生する

・動画を再生した時に流れる広告動画を見てもらう

・概要欄のリンク経由で購入してもらう

YouTubeの場合は、この2つで広告収入が発生します。

動画を見てもらうだけでも広告収入が発生するところがブログやインスタとの大きな違いです。

とは言えYouTubeの場合でも、紹介した商品を概要欄のリンク経由で購入してもらった方が利益が増えるので、ブログやインスタほどではありませんが、レビューした商品を最終的に買ってもらうことを目標にしてしまいがちです。

視聴者の信頼を裏切るのは本末転倒

ここまでの話を聞くと、お金を稼ぐ為に悪い商品をあたかも良い商品のようにレビューして視聴者にモノを買わせているように聞こえるかもしれません。

ですが、そんなことはありません。

なぜかと言うと、そんなことをしてしまえば自分のレビューを信じて買ってくれた人の信頼を裏切ることになり、もう二度と自分のブログやYouTubeを見てくれなくなってしまうからです。

短期的に利益が出た所で続かない。

また、もちろんお金を稼ぐ為にブログやYouTubeで商品レビューをしていますが、貴重な時間を使って自分のブログやYouTubeを見てくれている人に無駄なお金を使わせてまでお金を稼ぎたいとは全く思いません。

商品提供のレビューは企業のCM

・自分で買ったものをレビューする

・企業から製品を提供されてレビューする

ひとくくりに商品レビューと言っても2パターンあります。

レビュー動画の中などで、

「企業からの提供された○○を紹介していきたいと思います。」

1度はこのフレーズを聞いたことがあると思います。

特に意識せずに聞き流している人がほとんどだと思いますが、自分で買った商品をレビューするのと商品提供のレビューは全然違うので注意してほしいです。

企業側は自社商品を宣伝して売り上げアップに繋げたいので、YouTuberやブロガーに自社製品を無償で提供しています。

なので、レビュー内容にはチェックが入り企業側のオッケーが出てからレビュー動画をアップするようになります。

当然、マイナスなレビューはできません。

この結果、どうしても商品提供のレビューはメリットばかりの紹介になり企業のCMに近くなってしまいます。

なので見る側としては、商品提供のレビューは企業のCMとして見た方がいいと思います。

思っている以上に商品提供のレビューは多い。

批判するなら批判されても仕方が無い

使ってみてイマイチだった商品を、「○○は買ってはいけない」という形でレビューする。

自分が感じた感想を正直に話しているだけだし、視聴者側からすると注意喚起になって良いじゃないかと感じると思います。

しかし、製品を作っている側の視点で考えると、

「この商品はイマイチだから買ってはいけない」と言われるといい気持ちはしません。

また、製品を気に入って使用している人からすると、

「使いやすい製品なのに、あいつは何を言っているんだ」と感じるかもしれません。

影響力が無い今の自分でも、批判的なレビューをすると批判的な反応が来ることが多いです。

ただ、これは仕方が無いです。

こっちが最初に批判的な情報発信をしたから反撃されるわけで、そもそも批判的な情報発信をしなければ反撃がくることはありません。

批判的な反応があると精神的に結構疲れるので、当たり障りのない肯定的なレビューをした方が安全。

企業からのレビュー動画の削除依頼があるらしい

影響力のあるブロガーさんやYouTuberさんであれば、

・「○○は買ってはいけない」というレビュー動画のせいで、わが社の商品が売れなくなった

・お金を払うからレビュー動画を削除してほしい

こんな依頼があるらしい。

レビュー動画で企業が動くと聞くと羨ましいが、面倒な話には関わりたくないのが本音。

レビューは参考程度。最終的には自分で判断する

・レビューした商品が売れた方が儲かる

・企業のCMに近い商品提供レビューが意外に多い

・批判的なレビューは反撃されやすいので、当たり障りのないレビューの方が安全

ブログやYouTubeの商品レビューが買ってよかったモノ・おすすめモノで溢れかえっている理由はこの3つです。

「あの人がおススメしていたから買う」

こんな風に思考停止で買うの危険。

レビュー動画はあくまで参考程度にして最終的には自分の直感を信じるのがおススメです。

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